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エクセルギー・パワー・システムズ株式会社に対する支援決定及び出資について

2023.07.14

 株式会社脱炭素化支援機構(代表取締役社長:田吉禎彦、英語名称:Japan Green Investment Corp. for Carbon Neutrality (JICN)。以下「JICN」という。)は、エクセルギー・パワー・システムズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:ムセル・マイク・イグナス、以下「エクセルギー社」)に対して、今後の事業拡大資金及びさらなる開発費用等のための資金調達に対して支援決定し、出資を実行しましたので、お知らせします。
 JICNは、豊かで持続可能な未来を創ることを目指し、カーボンニュートラルに挑戦する多種多様な事業に対して、引き続き、幅広いステークホルダーと連携しながら、支援を行ってまいります。
 今後は、エクセルギー社が実施する事業のモニタリングを通じて、同社のGHG削減に向けた取組み等を確認していく予定です。

1.事業の概要
(1)名   称 エクセルギー・パワー・システムズ株式会社
(2)本社所在地 東京都文京区
(3)代表者 代表取締役ムセル・マイク・イグナス
(4)設立年月日 2011年5月16日
(5)主な事業内容 
 独自技術の次世代パワー型蓄電池システム(以下、「エクセルギー電池」と言う)を製造し、短時間に高出力で充放電する高速調整力サービス及びバックアップ電源サービスを提供。
(6)事業の実施状況と拡大の計画
 電力の調整力取引市場が先行しているアイルランドや英国でのサービスを展開しており、さらに拡大を計画中。
 今後、日本における再生可能エネルギーの比率が高まるとともに、必要性が増す電力系統の調整力としてサービスを提供できるようさらなる開発を実施中。

【エクセルギー・パワー・システムズ株式会社Webリンク:https://exergy-power-systems.com/

2.支援決定に係る政策的意義
(1)温室効果ガス削減の観点
・カーボンニュートラル実現に向けて、供給量の調整が困難な再生可能エネルギー導入拡大が進む中、エクセルギー電池を用いたサービスで電力系統の調整力を補うことができるとともに、再生可能エネルギー導入量のさらなる拡大にも資することから、温室効果ガス削減への貢献が期待できると考えられます。
・日本国内の需給調整市場立ち上がりに際し、エクセルギー電池を用いたサービスが提供されることで、市場の早期形成に寄与することが期待できると考えられます。

(2)経済と環境の好循環の観点
・日本発の新技術・新ビジネスモデルの世界的普及につながる可能性があると考えられます。
・工場やビル等の大規模電力需要家に対するバックアップサービスを提供することができ、災害時のレジリエンス強化に資すると考えられます。
・エクセルギー電池の国内での製造拡大に伴い、工場における地域の雇用・経済に好循環を生み出すことが期待できます。

【参考】事業・投資スキーム概要


【参考2】株式会社脱炭素化支援機構 会社概要
名称:株式会社脱炭素化支援機構/Japan Green Investment Corp. for Carbon Neutrality(JICN)
代表者:代表取締役社長 田吉禎彦
設立年月日:2022年10月28日(予定活動期間: 2050年度末まで)
設立時出資金:204億円(民間株主から102億円。国の財政投融資(産業投資)から102億円)
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目21-19 東急虎ノ門ビル7階
Tel:03-6257-3863
Mail:contact@jicn.co.jp
Web:https://www.jicn.co.jp



問い合わせ先

経営企画総務部企画グループ(担当: 飯野)
TEL:03-6257-3863
Mail: contact@jicn.co.jp

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